吉野家キターーーー! 焼き豚丼キターーーー! 吉野家といえば牛丼がメインのお店だが、実は「焼き牛丼」が密かに人気なのだという。普通の豚丼なら知ってるけど、焼き豚丼なんてあったっけ?
当編集部が独自に調査を進めたところ、吉野家が一部店舗でのみ、焼き豚丼の販売をしていることが判明! さっそく記者は吉野家に出向いて焼き豚丼を食べてみたぞ! はたして、本当に美味しいのだろうか!?
焼き豚丼の正式名称は「焼味豚丼 ~十勝仕立て~」。実際に注文して実物を見てみたのだが、濃厚で甘いタレがたっぷりと豚肉にしみ込んでおり、食欲をそそらせる丼料理だ。また、丼にはコールスローサラダ風の野菜が少し盛られていた。
食べてみた率直な感想をいえば「美味しいが甘すぎる」。タレが濃厚なのは良い、豚肉にウマミがあるのも良い、野菜がサッパリ感を出していて良い、しかしタレが甘すぎる。しかもそのタレの量が非常に多く、丼の底にまで浸透している。
豚肉だけでなく、ご飯全体にタレがしみ込んでいるので、甘さがしつこいのである。豚肉には元々の甘さがあるので、タレも甘いと厳しい。「焼味」としている割には、香ばしさも足りないと感じる。店員さんが「生卵も合いますよ♪」と言っていたのでかけてみたところ、甘さが少し和らいで、濃厚さと美味しさが増して食べやすくなった。
「豚肉を煮るのではなく焼いた豚丼」というコンセプトは素晴らしいが、肝心のタレが下品な味にしてしまっているのが残念である。せめて、タレの量を1/3に減らすだけでもその問題は改善されると思われる。豚肉にボリューム感がないのも残念なところ。
余談だが、吉野家の焼き豚丼は、東京チカラめしが出している焼き牛丼に、コンセプトも味の方向性も非常によく似ている。後発組として出すのであれば、元祖の味を超えてから出すべきなのだが、正直、吉野家の焼き豚丼は元祖を超えていない。
吉野家の焼き豚丼は「焼味豚丼 ~十勝仕立て~」を正式名称として、今週から多くの店舗で販売が開始されるという。機会があれば、一度食べてみてほしい。改善点は多々あるが、美味しいのは美味しい。
写真: RocketNews24.
協力: 微妙グルメ評論家・空条海苔助
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オリジナル記事: 一部店舗でしか食べられない『吉野家』の「焼き豚丼」を食べてみた
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